17番 帽 子 大 輔
18番 大 石 豪
19番 菊 池 伸 英
20番 古 川 拓 哉
21番 兵 頭 竜
22番 松 下 行 吉
23番 宇 高 英 治
24番 大 西 誠
25番 松 尾 和 久
26番 木 村 誉
27番 石 川 稔
28番 梶 谷 大 治
29番 西 田 洋 一
30番 福 羅 浩 一
31番 三 宅 浩 正
32番 徳 永 繁 樹
33番 笹 岡 博 之
34番 鈴 木 俊 広
35番 毛 利 修 三
36番 赤 松 泰 伸
37番 本 宮 勇
38番 高 山 康 人
39番 戒 能 潤之介
40番 渡 部 浩
41番 越 智 忍
42番 横 田 弘 之
43番 西 原 進 平
44番 中 畑 保 一
45番 明 比 昭 治
46番 岡 田 志 朗
47番 森 高 康 行
――――――――――
〇欠席議員 なし
――――――――――
〇欠 員 なし
――――――――――
〇出席理事者
知事 中 村 時 広
副知事 神 野 一 仁
副知事 八 矢 拓
公営企業管理者 山 口 真 司
総務部長 高 石 淳
企画振興部長 金 子 浩 一
スポーツ・文化部長 大 北 秀
県民環境部県民生活局長 須 山 定 保
県民環境部長 岸 本 憲 彦
保健福祉部長 高 橋 敏 彦
経済労働部長 東 野 政 隆
農林水産部長 馬 越 史 朗
土木部土木管理局長 土 居 祐 二
会計管理者出納局長 菅 規 行
教育長 田 所 竜 二
副教育長 仙 波 純 子
人事委員会委員 山 本 惠 三
公安委員会委員長 曽我部 謙 一
警察本部長 篠 原 英 樹
監査委員 高 橋 正 浩
監査事務局長 井 関 浩 一
――――――――――
〇
出席事務局職員
事務局長 小 坂 泰 起
事務局次長 矢 野 等
参事総務課長 松 本 賢 固
議事調査課長 鳥 生 敬 央
議事調査課主幹 二 神 裕 志
――――――――――
〇本日の会議に付した事件
定第80号議案ないし定第95号議案
諮問第1号
請願
定第96号議案及び定第97号議案
議発第2号議案及び議発第3号議案
継続調査承認の件
┌────────────────┐
│(注)議席番号は、
新型コロナウ │
│ イルス感染防止対策として │
│ 間隔を空けて着席するため │
│ に設けた議席を含めた臨時 │
│ の番号である。 │
└────────────────┘
午前11時 開議
○(戒能潤之介議長) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の会議録署名者に赤松泰伸議員、横田弘之議員を指名いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) この際、平成30年7月豪雨災害からちょうど2年となることから、県議会として、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、1分間の黙祷をささげたいと思います。
御起立願います。
黙祷。
〔全員起立 黙祷〕
○(戒能潤之介議長) 黙祷を終わります。
御着席ください。
〔全員着席〕
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) これから、定第80号議案令和2年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第95号議案、諮問第1号及び請願を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。
まず、
総務企画委員長に報告を願います。
○(大西誠議員) 議長
○(戒能潤之介議長) 大西誠議員
〔
大西誠議員登壇〕
○(
大西誠総務企画委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、国の第2次補正予算への対応についてであります。
このことについて一部の委員から、国の第2次補正予算に対する県の対応状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県としては、感染縮小期に移行したことを踏まえ、感染予防と
社会経済活動のバランスを考慮し、全
自動PCR検査装置等の導入や医療従事者への慰労金の支給などに加え、県民や県外からの観光需要の喚起のための宿泊旅行割引のほか、
雇用調整助成金への上乗せ助成の拡充、車両数の増加や大型化など3密回避に資する運行に取り組む
貸切りバス事業者への支援、県立・私立学校への学習支援員の配置など、県内経済の立て直しとともに、新しい生活、ビジネス、文化のスタイルの実践にも積極的に取り組んでいきたいと考えており、補正予算案の議決後、可能な限り速やかに事業に着手し、その効果を早期に発現できるよう最大限努力していきたい旨の答弁がありました。
第2点は、
特別定額給付金の給付についてであります。
このことについて一部の委員から、県内の給付状況と、未給付世帯に対する今後の対応はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、6月26日現在で、県内対象世帯65万7,693世帯のうち、96%に当たる63万1,371世帯への給付が完了している。市町では、申請書を住民票上の住所に発送しても返送されるケースがあり、実際の住所の捕捉が課題になっているため、税情報との連携など住所の把握に努めている。
また、未給付世帯に対しては、広報紙のほか、民生委員を通じて周知を図るなど工夫を凝らした取組を行っており、県としても、きめ細かに対応するよう助言している旨の答弁がありました。
第3点は、E-
BIKE通勤推進モデル実証事業についてであります。
このことについて一部の委員から、具体的な事業内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、E-BIKEを活用して自転車通勤を推進する事業所をE-
BIKE通勤推進モデル事業所として募集し、3密回避の取組を推進し、新型コロナの感染拡大防止を図ることとしている。
具体的には、国の臨時交付金を活用し、県自転車新文化推進協会からE-BIKEを
モデル事業所へ無償で貸与するとともに、事業所が取り組む交通ルールやマナーの啓発セミナー、福利厚生事業としての
サイクリングイベント等のソフト事業に対して助成することにより、自転車通勤の促進に加え、安全利用の周知・啓発にもつなげていきたい旨の答弁がありました。
このほか、
財源対策用基金の状況、補正予算に計上した私学への助成、貸切りバスの3密回避による利用促進、
デジタル総合戦略及び
デジタルコーディネーター、移住者の状況とコロナ禍後の移住施策などについても、論議があったことを付言いたします。
次に、諮問について申し上げます。
当委員会に付託されました諮問1件については、本件審査請求を棄却すべきと答申することに決定いたしました。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願1件については、願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 次に、
環境保健福祉委員長に報告を願います。
○(
松尾和久議員) 議長
○(戒能潤之介議長)
松尾和久議員
〔
松尾和久議員登壇〕
○(
松尾和久環境保健福祉委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、伊方発電所で連続発生したトラブルについてであります。
このことについて一部の委員から、現在の状況及び今後の県の対応はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、伊方発電所において重大なトラブルが連続したことは大変遺憾であり、四国電力に対し、再発防止策をしっかり検討するよう要請するとともに、その妥当性を確認するまでは定期検査の再開は認めない方針である。
3月に同社から提出された報告書は、6月4日に開催された
原子力安全専門部会において、専門的知見から厳しく審議され、委員から出された意見への対応を含め、次回の専門部会で回答することとしている。
今後は、専門部会の審議結果及び
伊方原発環境安全管理委員会の意見を踏まえ、県としての対応を判断することとしており、実効性のある再発防止策の確実かつ継続的な実施に向け、四国電力にしっかりと対応を求めていく旨の答弁がありました。
第2点は、障がい
者生産活動活性化支援事業についてであります。
このことについて一部の委員から、新型コロナの影響を受けている
就労継続支援事業所に対し、どのような対策を行っていくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、国の第2次補正予算を活用して、生産活動収入が相当程度減収している事業所に対し、生産活動の再起に向けて必要となる費用について、1事業所当たり50万円を上限に補助し、生産活動を下支えすることによって、障がい者の働く場と賃金、工賃を確保することとしている。
また、今後の経済活動の再開に合わせて、企業等の受注を獲得するための営業活動や大規模店舗等での授産製品の販売会、農福連携による商品づくりを支援することとしており、引き続き、障がい者の雇用の確保と賃金、工賃向上に取り組んでいく旨の答弁がありました。
第3点は、
PCR検査体制等についてであります。
このことについて一部の委員から、検査体制の状況と医療従事者に対する検査の取組はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、医師が感染を疑い、検査が必要と判断した場合は、感染症法に基づく行政検査として滞りなく検査が実施できていると認識している。現在、抗原検査や唾液による検査のほか、新たな検査方法も研究されており、それらとPCR検査を組み合わせることにより、検査体制の一層の充実を図りたい。
また、医療従事者に対する検査については、健康管理の一環としての実施は現時点では考えていないが、
抗原検査キットが全国の医療機関で調達できるようになってきており、今後、医療機関が独自に検査を行う動きが出てくると思われることから、必要があれば、国や他県の状況も踏まえ、検討したい旨の答弁がありました。
このほか、
プラスチックごみの削減対策、
性的マイノリティーに関する取組、
県再犯防止推進計画に基づく取組、自転車保険の加入義務化、医療機関からの検査要請に関するオンライン化、新型コロナに対するこれまでの取組姿勢と今後の方向性などについても、論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願1件については、願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 次に、
農林水産委員長に報告を願います。
○(石川稔議員) 議長
○(戒能潤之介議長) 石川稔議員
〔
石川稔議員登壇〕
○(
石川稔農林水産委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
農山漁村体験ツアー誘客促進事業についてであります。
このことについて一部の委員から、具体的な取組内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、観光促進に向けて旅行会社を介した様々な支援策が打ち出されているが、大部分の
農山漁村体験ツアーは、利用者が農林漁家に直接予約申込みをするため、これらの支援が受けられないことから、今回、県独自の支援と事業開始に向けた広報に取り組むこととした。
具体的な事業内容は、農林漁家が運営するブドウ狩りや真珠の核入れ体験等のメニューの利用料金を、補助率2分の1で1件当たり1,000円を上限として補助するものであり、対象期間については、1メニューにつき3か月を設定している。夏休みが始まる8月からの開始を想定しており、3密回避対策を徹底し、感染症に対する不安解消に努めながら事業を進めていきたい旨の答弁がありました。
第2点は、アコヤガイの
種苗生産施設整備と稚貝へい死対策についてであります。
このことについて一部の委員から、今回の
県漁協下灘支所における
アコヤガイ種苗生産施設の整備内容と、アコヤガイへ
い死対策協議会での議論を踏まえた今後の対応はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
当該種苗生産施設は、老朽化による不具合が著しいことから、今後の稚貝の緊急生産に対応するため、空調施設2台の改修と、稚貝の餌となる
植物プランクトンを生産するための餌料培養室の新設を支援するものである。
また、へい死対策については、対策協議会では原因究明には至っていないが、昨年の経験を踏まえ、大量へい死が万一発生した場合、県内の稚貝生産施設がスムーズに緊急生産できるよう準備を進めておくほか、リスク分散の観点から、各施設が保有している親貝の一部を
県水産研究センターで飼育管理する旨の答弁がありました。
第3点は、柑橘園地の復旧についてであります。
このことについて一部の委員から、西日本豪雨で被災した樹園地における復旧の進捗状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、園地の原形復旧、改良復旧については、県下318地区約47haで工事が本格化し、5月末時点で約7割が着手している。再編復旧については、
農地中間管理機構関連農地整備事業の採択を受けた宇和島市吉田町の玉津地区では、令和3年度の工事着手に向け、現在、測量設計を実施しており、松山市興居島の由良地区と今治市大三島の上浦地区では、令和3年度の事業採択を目指し、計画の策定を進めている。宇和島市吉田町の立間地区では、令和3年度の計画策定着手に向け、整備構想図を作成するなどして地元合意を後押ししているところであり、引き続き、関係機関と連携し、一日も早い復旧・復興に取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
このほか、県産水産物の出荷動向と販売促進、
赤石五葉松盆栽の輸出基盤整備に対する支援、野生鳥獣による農作物被害の現状と対策などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 次に、
経済企業委員長に報告を願います。
○(
高橋英行議員) 議長
○(戒能潤之介議長)
高橋英行議員
〔
高橋英行議員登壇〕
○(
高橋英行経済企業委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、地域経済の立て直しに向けた県の取組についてであります。
このことについて一部の委員から、県には地域経済の立て直しに向けた効果的な取組が求められているが、取組状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県民・事業者の粘り強い取組により感染縮小期に移行したところであり、今後は、感染予防と
社会経済活動のバランスを図ることが重要となる。地域経済を立て直すためには、事業者への
資金繰り支援等による事業継続と雇用の確保が大前提であり、その上で、感染防止を織り込んだ前向きな事業活動を支援していきたい。
また、ICT技術を活用した
デジタルシフトなど、コロナ禍の中で新たに生まれた
ビジネスモデルや働き方の定着への支援、観光需要の回復にも、事業者や各種団体等の意見を踏まえながら取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
第2点は、観光需要の回復に向けた受入れ態勢の充実についてであります。
このことについて一部の委員から、全国一斉の国のGo
Toキャンペーンに向けて、受入れ態勢の充実を図ることが大切であるが、今後、どのように取り組むのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、5月補正予算で創設した集客力向上に取り組む観光事業者を対象とした補助事業には、募集開始から1か月間で、想定を大幅に上回る46件の応募があったほか、宿泊事業者等のグループによる
観光プロモーション等を補助する事業についても、27件の応募があるなど、観光振興に向けた機運の高まりを感じているところであり、県としても可能な限り支援していきたい。
また、旅行商品の造成支援についても、県内はもとより、近隣県からも誘客を図るため、新たに日帰り旅行を対象としたほか、国のGo
Toキャンペーンに向けて、魅力ある商品の造成にも取り組むこととしている旨の答弁がありました。
第3点は、新型コロナによる県立病院の経営等への影響についてであります。
このことについて一部の委員から、新型コロナの影響を受けて、県立病院の患者数の推移はどうか。また、不急の手術を一部延期していると聞いているがどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県立4病院における患者数は前年に比べ、4月は、入院が13%減、外来が22%減、5月は、入院が26%減、外来が24%減となっており、この2か月間で9億円程度の減収が見込まれている。6月の患者数も回復しておらず、依然として大幅な減少が続いており、非常に厳しい経営状況となっている。
手術については、院内感染の防止を図るため、緊急を要しない手術を延期するなど、一部診療を制限していたが、6月19日に感染縮小期に移行したことを受け、6月22日からは通常の診療体制に戻し、手術や患者の受入れを行っている旨の答弁がありました。
このほか、コロナ禍における新たなビジネス展開の支援、障がい者の雇用促進、
県立病院医療従事者の負担軽減、
新型コロナ対応時における救急医療体制の確保などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 次に、建設委員長に報告を願います。
○(塩出崇議員) 議長
○(戒能潤之介議長) 塩出崇議員
〔
塩出崇議員登壇〕
○(
塩出崇建設委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、公共事業における新型コロナの影響についてであります。
このことについて一部の委員から、県下で施工中の公共工事における新型コロナの影響はどうか。また、どのような対策を行っているのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、従業員の感染が確認された場合、直ちに工事の一時中止を要請することとしており、また、県外からの技術者の来県が必要な場合など、受注者から工事の一時中止等の申出があれば、柔軟に対応することとしている。これまでに、県工事で従業員の感染は発生しておらず、受注者からの申出により、工事の工期延期が1件、一時中止が2件、委託業務の工期延期が1件発生しているが、特段の支障はなく、影響は出ていない。
また、受注者に対して、工事現場での3密防止を要請しているほか、関係書類の提出や打合せなどに郵送やメール、ウェブ会議を活用するなど、
感染防止対策に取り組んでいる旨の答弁がありました。
第2点は、とべ動物園における新型コロナの影響についてであります。
このことについて一部の委員から、
新型コロナ感染拡大防止に向け、どのような対策を講じてきたのか。また、来園者数の状況及び来園者を呼び戻すための取組はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、施設全体で4月14日から約1か月の臨時休園の措置が取られたが、
感染警戒レベルの移行に合わせ、5月12日から段階的に開園し、
感染防止対策としてマスクの着用や入場時等の手指消毒のほか、レストランなどの人数制限等による3密回避などの措置を講じている。
また、来園者数は、休園の影響もあり、4月から5月は昨年同時期より約10万人減少したが、6月からは徐々に戻っている。今後は、
ガイドツアー等のイベントを段階的に再開し、こどもの城などと連携した周遊イベントの準備やSNSを活用した情報発信などにより、来園者の回復に努めていきたい旨の答弁がありました。
第3点は、
緊急速報メールによる
土砂災害警戒情報の配信についてであります。
このことについて一部の委員から、
緊急速報メールは、どのようなときに配信され、また、どのような効果を見込んでいるのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、今回新たに開始した
緊急速報メールは、
土砂災害警戒情報を発表した市町内の携帯電話に県が一斉に配信するもので、今年の5月26日から松山市など13市町で実施している。
緊急速報メールによる配信の効果として、情報伝達手段の多重化を図り、プッシュ型で自動的に情報を配信することで、住民に切迫した危険度をより迅速かつ確実に伝えることとなり、早めの避難につながることを期待している。
今後とも、土砂災害による人的被害ゼロを目指し、県民が適切に避難行動を取るためのソフト対策を着実に推進していきたい旨の答弁がありました。
このほか、新型コロナに係る
広域航路事業者に対する支援、橋梁の維持管理、ダムの治水協定などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 次に、
スポーツ文教警察委員長に報告を願います。
○(
松下行吉議員) 議長
○(戒能潤之介議長)
松下行吉議員
〔
松下行吉議員登壇〕
○(
松下行吉スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
日本スポーツマスターズ2020愛媛大会の中止についてであります。
このことについて一部の委員から、大会が中止となった経緯はどうか。また、代替イベントについて検討しているかとただしたのであります。
これに対して理事者から、4月下旬に日本スポーツ協会から大会開催について意向照会があり、県実行委員会委員の意見を踏まえ、県として中止もやむを得ない旨回答したところ、5月29日に中止が決定された。
また、延期については、来年、再来年の開催地が決定していること、2018年の札幌大会を地震の影響で中止した例があることから、想定していないとの考えが示された。
なお、代替イベント等については、県内の感染状況が落ち着いている現状に鑑み、大会の開催を期待していた選手や準備を進めてきた競技団体の意向を踏まえながら、実施に向けた検討を進めている旨の答弁がありました。
第2点は、臨時休業による授業時数不足についてであります。
このことについて一部の委員から、どのように不足を解消していくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、小中学校においては、夏季休業の短縮や7時間授業の実施などにより、授業時数の不足を補っている。学習の遅れについては、8市町が8月末までに、12市町が秋頃までに取り戻せると見込んでおり、2学期中には全ての学校で挽回できると考えている。
また、県立高校及び中等教育学校では、オンライン教育の高度化に必要な機器整備を図り、ICT教育も取り入れながら、夏季休業の短縮に加え、7限目や土曜日の授業により対応することとしており、遅くとも10月には学習の遅れを取り戻せる見込みである旨の答弁がありました。
第3点は、
特別定額給付金に係る特殊詐欺対策についてであります。
このことについて一部の委員から、県内での発生状況と対策はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県内では、新型コロナウイルスに直接関連する犯罪は認知していないが、
特別定額給付金に関する詐欺メールの相談が複数件寄せられている。県警では、県の
特別定額給付金事業対策チームに参画し、SNSやATMコーナーのチラシ掲示等による広報活動、さらに、給付金を装う詐欺メールに関する情報発信により注意喚起を行っている。
また、交番等の警察官が使用するパトロールカードに注意を促すイラストを入れ、高齢者世帯を中心に配布したほか、ストップ給付金詐欺と題した動画を県内のケーブルテレビや松山市内のストリートビジョンで放映するなど、県民に広く注意を呼びかけている旨の答弁がありました。
このほか、eスポーツ振興に向けた取組状況と今後の事業展開、東京オリンピック・パラリンピック事前合宿及び聖火リレーの見通し、遠隔教育の実施等、地域と連携した教育の取組、あおり運転の抑止対策、コロナ禍における警察業務の
感染防止対策などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
知事から、定第96号議案愛媛県副知事の選任につき同意を求めることについて及び定第97号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
知事の説明を求めます。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) ただいま上程されました議案について説明申し上げます。
副知事神野一仁氏から、本年7月31日をもって辞職したいとの申出がございましたので、後任には、前経済労働部長の田中英樹氏を8月1日付で選任したいと存じます。
田中氏は、経済労働部長として、本県の観光振興や産業振興に手腕を発揮し成果を上げるとともに、東京事務所や農林水産部に在籍し、県産品の売り込みに営業本部と連携して意欲的に取り組むなど、豊富な人脈と県政に関する幅広い識見を有しており、副知事として適任と考えております。
次に、公安委員会委員の曽我部謙一氏が本年7月12日をもって任期満了となりますが、同氏は委員長として委員会の適正な運営に努められており、公安委員会委員として欠かせない人材であるため、再任したいと存じます。
以上、適切な議決をどうぞよろしくお願いいたします。
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
以上の議案に対する質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
高山康人議員外15名から、議発第2号議案医療従事者を始め地域の生活基盤を支える方々に対する敬意と感謝の表明及び差別や偏見等の根絶に関する決議、高山康人議員から、議発第3号議案新たな過疎対策法の制定に関する意見書が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
お諮りいたします。
議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(戒能潤之介議長) これから、定第80号議案令和2年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第95号議案、諮問第1号及び請願並びに定第96号議案、定第97号議案、議発第2号議案及び議発第3号議案を一括議題とし、討論を行います。
○(武井多佳子議員) 議長
○(戒能潤之介議長) 武井多佳子議員
〔武井多佳子議員登壇〕
○(武井多佳子議員) (拍手)ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。
反対討論を行います。
まず、2020年度愛媛県
一般会計補正予算(第4号)については、JR松山駅付近連続立体交差事業費を含むため、反対します。
この事業は、2017年のえひめ国体までの完成を掲げていましたが、3年延びて2020年へ、さらに4年延びて今のところ完成年度は2024年へと大幅に延びています。
その上、事業費は386億円から484億円へ、98億円も増えて125%に膨れ上がっています。B/Cは1.55から1.03に下がっています。民間企業ではあり得ない、公共事業なら許されることなのでしょうか。コロナ禍で雇用・経済状況が悪化する中、県民の皆さんに大きな財政的負担を求めることを忘れてはなりません。
また、今年5月18日、行政代執行という厳しい措置を取ったことは重く受け止めなければなりません。
振り返れば、1990年、平成2年のバブル期に持ち上がった事業でかれこれ30年が経過し、この間に時代は大きく変化をしています。少子高齢、人口減少や子供の貧困、地球温暖化による気候変動で頻発する災害、公共施設の老朽化、そして、思いもかけないコロナ禍に見舞われています。
さて、6月に成立したコロナ対策2次補正を合わせると、2020年度の国の予算は160兆円と過去最高となっています。一方、税収は、コロナによる企業の業績悪化により先行きは不透明です。今後、厳しい財政運営を乗り越えなければなりません。この影響は公共事業へも及ぶものと思われます。事業費ベースでは進捗率80%、中止は難しいとしても、いま一度事業を精査し、削るべきは削る姿勢が必要と考えます。
次に、請願第12号被ばくと新型コロナ感染を避けるために伊方原発の廃炉を求めることについての不採択に反対する理由について述べます。
国の示すコロナ感染症流行下での
原子力災害時における防護措置の基本的な考え方において、原則、被曝を避けるためには換気を行わないとしています。
毎日、県庁内では1時間おきに換気の放送を流しておりますが、換気は有効なコロナ感染防止策です。全く矛盾しています。被曝は免れても、コロナに感染すればその責任は誰が取るのでしょうか。四国電力が伊方原発で重大なトラブルを続出させたことによって、今、県民を不安に陥らせています。その上にコロナ感染のリスク増も負わされるのではあまりにも不条理です。
一般質問でも取り上げましたが、原発を動かさなくても電気は十分足りています。なぜ、一民間企業四国電力の利益のために、私たち県民が被曝の危険にさらされなければならないのでしょうか。コロナ感染のリスク増も負わなければならないのでしょうか。
県民の安全と健康を第一に考えるべき愛媛県として、廃炉を求めていただきたいと思います。NPO法人
原子力資料情報室は、四国電力は、原発を廃止した先駆者として活路を見いだせという声明を出しています。改めてこの言葉を強調し、請願の不採択に反対の討論といたします。
以上で討論を終わります。
議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手)
○(戒能潤之介議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。
まず、定第80号議案令和2年度愛媛県
一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案とおり可決決定いたしました。
次に、定第81号議案愛媛県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例ないし定第89号議案、定第92号議案、定第94号議案および定第95号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第90号議案令和2年度土木建設事業の負担金についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第91号議案令和2年度港湾事業の負担金についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第93号議案専決処分の承認についてを議題とし、本件を承認することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、承認することに決定いたしました。
次に、諮問第1号退職手当支給制限処分に係る審査請求についてを議題といたします。
本件に対する委員長報告は、当審査請求を棄却すべきと答申するものであります。
本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第12号被ばくと新型コロナ感染を避けるために伊方原発の廃炉を求めることについて及び請願第13号を一括議題といたします。
以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。
以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。
〔退場する者あり〕
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次に、定第96号議案愛媛県副知事の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第97号議案愛媛県公安委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
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〔入場する者あり〕
○(戒能潤之介議長) 次に、議発第2号議案医療従事者を始め地域の生活基盤を支える方々に対する敬意と感謝の表明及び差別や偏見等の根絶に関する決議及び議発第3号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
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○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。
お手元に配付のとおり、各委員長から継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
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○(戒能潤之介議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。
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○(戒能潤之介議長) この際、神野副知事から挨拶があります。
〔神野一仁副知事登壇〕
○(神野一仁副知事) 戒能議長の御配慮を賜り、この議場において退任の御挨拶を申し上げる機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
私、4年前に県を定年退職した後、民間での勤務を経て、平成30年8月からは議会の御同意をいただきまして、副知事として仕事をさせていただいてまいりましたが、今年度になって、この身に余るポストで2年が経過し、また、県庁での勤務もちょうど通算で40年を迎えますとともに、年齢も高齢者の仲間入りをするということもございまして、後進の方にバトンタッチするタイミングを考えておりましたところ、このたびお許しをいただきまして、任期途中ではありますが、退任をさせていただくことになりました。
この間、就任1年目は豪雨災害からの復興、そして、今年は新型コロナウイルスへの対応に直面をし、中村知事をはじめ同僚、そして後輩の職員の皆さんとともに向き合ってまいりました。そうした中で強く感じたことは、今、我々がやらないで、いつ誰がやるんだという、そういう現場の職員の思いでありました。愛媛県職員としての矜持というものを再認識し、私自身も改めて自覚した2年間でございました。
どうか職員の皆さんには、今後も自らの矜持を胸に、中村知事の下でオール愛媛の力もお借りしながら、精いっぱいの御検討をお祈りしたいと思っております。
このような思いも含めまして、これまで県民の皆さんの幸せのためにということを基本に職務に取り組んでくることができましたのも、ひとえに議員の皆様方の温かい御指導のたまものと、改めて深く感謝を申し上げたいと思います。また、今は、お世話になった全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいでございます。
今後は、微力ではございますが、少しでも愛する愛媛県のお役に立てますように過ごしてまいりたいと考えておりますので、どうか引き続きまして御厚情を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、議員の皆様方におかれましては、今後とも御健勝で御活躍されますことを心からお祈り申し上げまして、お礼の御挨拶にさせていただきます。
本当にありがとうございました。(拍手)
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○(戒能潤之介議長) 知事から挨拶があります。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) 閉会の挨拶に先立ちまして、今般の熊本県を中心とする地域での豪雨災害により亡くなられた方々に対して、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。本県といたしましても、一刻も早く被災地での復旧が進みますよう、できる限りの支援を速やかに行ってまいりたいと思います。
なお、県内におきましても、この大雨により河川の氾濫、土砂災害の発生が懸念されますことから、県民の皆さんには、今後の気象情報には十分に注意をしていただきたいと思います。
また、新型コロナウイルス感染症で、残念ながら7月1日にお亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に謹んでお悔やみを申し上げます。
それでは、6月定例県議会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
議員各位には、終始熱心に御審議いただきまして誠にありがとうございました。おかげをもちまして、提案させていただきました議案につきましては、全て滞りなく議決を賜りますとともに、副知事の選任をはじめとする人事案件につきましてもそれぞれ御同意をいただき、厚く御礼を申し上げます。
今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分に配慮してまいりたいと存じます。
また、神野副知事の退任に際しまして、本議場において挨拶の機会を与えていただきました議長をはじめ、議員各位の温かい御配慮に感謝を申し上げます。
神野副知事には、関係各界との豊富な人脈と高い識見を生かし、就任直後から最優先課題である豪雨災害からの復旧・復興、国際定期路線の拡充によるインバウンド施策の強化、農林水産物のブランド化など、県政の重要課題に関しまして、常に真摯な姿勢で力強く支えていただきました。この場をお借りして心から感謝を申し上げたいと思います。
さて、西日本豪雨災害の発災から丸2年を迎えました。改めて、犠牲になられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
今なお、仮設住宅等での不自由な生活を余儀なくされている方々も多数おられ、復興への道のりは、いまだ道半ばでございます。引き続き、被災地の皆さんに寄り添いながら、復興に向け全力で取り組んでまいる所存でございますので、議員各位におかれましても御協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、明日以降、県民向けの県内宿泊割引キャンペーンについて、追加した2万人泊分の予約受付を開始いたします。県民の皆さんには、宿泊施設や飲食店等の方々への応援にもつながりますので、ぜひ、この機会に県内旅行を楽しんでいただきたいと思います。
一方で、現在、県をまたぐ移動の自粛は解除されておりますが、御案内のとおり、感染者の拡大傾向が見られる東京都をはじめ首都圏への移動については、それぞれが必要性を改めて御検討いただき、真にやむを得ないものに限るなど、くれぐれも厳重な注意をお願い申し上げたいと思います。
これから暑さも日増しに厳しくなってまいりますが、今後も新型コロナウイルスとの闘いは続いてまいります。議員各位をはじめ、県民の皆さんには、新型コロナ対策の基本となる感染回避行動、1にうつらないよう自己防衛、2にうつさないよう周りに配慮、3に習慣化しよう3密回避、このことについてはあらゆる場面での実践に御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
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○(戒能潤之介議長) これをもって、第369回愛媛県議会定例会を閉会いたします。
午前11時59分 閉会...